オリヴェリヤ/Olivelia

  • 種族オリーヴァ♀
  • 年齢28歳(ポケ年齢)/?歳(実年齢)
  • 特性こぼれダネ
  • 性格きまぐれ
  • 個性しんぼうづよい
  • 身長178cm

死と再生を繰り返し、同じ人格を保ち続けている女性。 現在の肉体が衰えてきた頃に、身体に実ったオリーブに魂を移し替えることで、長い時を生きている。 厳密には長命ではないが、再生後に過去の肉体だった頃の記憶を取り戻すので、実質長命種のようなもの。

現在の肉体では踊り子のようなことを生業としている。

住み処にしていた場所の近くでリクリ達を見かけ、数日様子を見ていたところ、 大所帯であるのにほんの少しの食事で旅を強行していることがわかり、他人ながら心配になって声をかけた。 いわく金欠で満足のいく食事を用意できないとのことだったため、人間の前で踊りを披露し、そのおひねりを彼女に渡してその場を去ろうとした。 しかし、一行が皆年若いこと、一番年上そうな男が頼りにならなそうなことでやはり心配になり、彼女たちの旅に同行することを決めた。

| 一人称:私 | 二人称:あなた、あんた、呼び捨てなど |

「あんたたちには計画性がなさすぎるのよ…。 行き当たりばったりじゃあ、この先また飢えて行き倒れかねないわ。別に心配してるわけじゃないわよ。その時は私、抜けさせてもらうもの」


  • リクリ/リクリ現在一番心配な子ども。いつも無茶をするのでハラハラする。
  • アギャちか/アギャちか暴れられると体格でかなわないため、なるべく刺激しないよう宥めすかすことが多い。
  • ナーチェ/ナーチェ彼女がたまに行っている手品が上手くいかず困っていた時に、助言したことがきっかけで懐かれている。あげた首飾りをとても大事にされていて困惑している。
  • ソルフェリネ/ソルフェリネ不審がられていることに気が付いている。害意がないことを示すために世話を焼いているが、それが逆効果であることに気付いていない。幼さを可愛く思っている。
  • イークトル/イクトおとなしかった頃のことを知らないため、ただただ騒がしくて構いたがりの男だと思っている。少しからかうととたんに黙ってしまうことを面白がっている。
  • ドラヴァノ/ヴァノ手持ちの見守り仲間と思われていることや、自分の命のサイクルにやたら興味を持たれていることを、鬱陶しく感じている。できれば放っておいてほしい…。
  • レワンドル/レワン適度に放っておき、適度に構ってくれるので大変ありがたい存在。彼に対しては少し甘い対応をしていることに、自分で気付いていない。
  • 楼音さん宅ハレオスさん/ハレオスお互い旅の途上知り合う。彼の生命に向き合う姿勢や穏やかな空気感に惹かれているが、生きる時間の長さが違う自分に関わってほしくないという思いから避けている。

    「関われば関わるほど、きっと私は彼を…。 だから、もう言葉を交わすことも、会うことさえしたくない。いつか、『昔少し話したひと』程度になるのが、お互いのためなのよ」

絡み募集

| 友達: ○ | 恋人: ‐ | 血縁: △ | その他: ○ |

元は普通のミニーブとして生まれ育った。 大人になってひとりだちして数年後、見たこともない種族の老女と遭遇する。 苦しそうにしている彼女を放っておくことができず、オリヴェリヤは老女を助け自分の住み処に連れ帰った。 以降、彼女を介助しながら生活を続けることになる。 老女とは言葉が通じなかったが、身振り手振りで意思疎通を図り、何も問題なく楽しく暮らしていた。

だがその後、老女の具合が悪くなる。必死に看病したオリヴェリヤだったが、その甲斐なく彼女はこの世を去ってしまった。 彼女の埋葬を終え、彼女の残した持ち物を整理していると、彼女からの手紙を発見した。 手紙には、オリヴェリヤへの感謝がつづられていた。書き慣れていないことが伺える、たどたどしい現代語の文字で。 それから、「死にたくないと思ったらこれを飲みなさい」という文字とともに、丸薬が同封されていた。

手紙をお守り代わりにその後も生活を続けていたオリヴェリヤだったが、あるとき大病を得てしまう。 まだ寿命の半ば、これからというときに死の淵に立った彼女は、丸薬の存在を思い出した。 意を決してそれを口にした瞬間、彼女の意識は途切れた。 次に意識を取り戻したとき、彼女はオリヴェリヤとしての記憶を失い、ただの幼いミニーブになっていた。 しばらくは普通のポケモンとして生きていたが、ある日オリヴェリヤだった時の記憶を取り戻す。 自分の身に何が起きたか知るため、彼女はかつての自分の住み処に向かった。 辿りついた懐かしい自宅にあったのは、朽ちた大きなオリーブの木となったかつての自分の肉体だった。 幹の隙間には、あの老女からの手紙が挟まっていた。 懐かしくなり手に取って眺めていると、気付いていなかったもう一枚が封筒の中から出てきた。 それにより、丸薬がどのような効果のあるものかを知る。 服用することで、彼女の身体に実るオリーブに転移し、それを新たな肉体にミニーブとして再生すること。 生きたいと強く願えば、今後も同じようにして新たな肉体を得られること。 不老不死ではないため、身体はゆっくりと歳をとるし、外傷などで生命活動を維持出来なくなった場合はそのまま死を迎えること。 老女からのとんでもない贈り物に驚いたが、健康な身体を得て生き続けられることに感謝した。

このような体質になって、数百年経った現在。リクリと共に入ったアカデミーの図書館で、ある本の記述に目をとめる。 その本には、あの老女と同じ種族の姿が描かれていた。 200年前に書かれたというその本によると、その種族はエリアゼロの中で数件の目撃例があるという。 老女との関わりは不明だが、できるならその同族に会いたいと思うようになった。
知り合って会話を重ねるようになり、彼の人柄に好感を持つようになる。 最初は仲間に抱く気持ちと同じと思っていたが、他人について興味を持たないようにしている自分が、 命について語る彼の眼差しに「興味を抱いた」ことから、この気持ちが特別なものであると自覚する。 しかし、思いが通じない状態で傍にいるのは辛いこと、万一思いが通じてしまった場合いつか訪れる別れに耐えられる自信が無いこと、 間違いなく彼に自分を置いていかせてしまうことから、彼との接触を避けるようになってしまう。

それから数年後、彼女は病を得てしまう。

現在の肉体の限界を感じ取った彼女は、再び転生することを選択。生まれ変わった彼女は、いつも通り暫くの間ただのミニーブとして生きるが、 オリーニョに進化したその時、自分が何者であるかを思い出す。 またいつも通り、過去の自分の肉体であったオリーブの木を燃やすため、彼女は前世の自分が命を閉ざした場所へ向かった。

そこで、朽ちた巨木に祈りを捧げる人物――ハレオスさんに遭遇する。 まさかの再会に、驚きと喜びで跳ねあがる心臓をおさえ、平静を装い声をかけるも、彼は不思議そうにこちらを見つめている。 彼女は思い出した。彼に、自分の命のサイクルについて何も話していないことを。 話を聞くと、彼は偶然この場所にたどり着き、朽木に浮かび上がる彼女の姿に驚いて、かつての仲間たちに事情を聞いたのだという。 その説明が悪かったようで、彼はこの朽木を自分の亡骸と思い、度々祈りを捧げに来ていたのだった。 彼女は改めて自分の命について話し、自分がオリヴェリヤ本人であると伝える。

自分が記憶を取り戻せずにいる間、彼が自分を想ってしてくれていた行動に感情が溢れ、誰かを愛することへの恐怖を克服。 一度は閉ざし押し込めた気持ちを彼に伝えて相思相愛となる。

以降、彼の命が尽きるその時まで一緒にいる。
彼を看取った彼女は、旅立った彼の亡骸を抱えて転生。 オリヴェリヤとしての記憶を取り戻した後は、彼の思いを継ぐため神職につき、ひとびとを癒す存在として活動することとなる。