ドラヴァノ/Duravano
- 種族グレンアルマ♂
- 年齢27歳(ポケ年齢)/25歳(実年齢)
- 特性もらいび
- 性格むじゃき
- 個性かんがえごとがおおい
- 身長175cm
ライドドフォルムのアギャちかに乗って旅していたリクリに衝撃を受け、声をかけたことがきっかけで手持ちとなった男性。
パルデアの歴史に興味があり、何年も独学で歴史の勉強を行っていたが、自分の入手できる情報では得られる知識に限界があることを感じ、歯がゆい思いをしていた。 そんな折リクリに出会い、彼女と一緒にパルデアを巡る旅に出たことで、各地にある遺跡を調査したり、アカデミーにある本を好きに読むことができたりと、知識欲を満たせる楽しい日々を過ごせるようになった。 人間の文字を理解しており、かつてはリクリと手持ち達の通訳を行っていた。
容姿から胡散臭い人物と思われがちなことを気にしている。
一族の中でも珍しい、長命の個体。特に隠す様子もないが、話す必要もあまりないため、手持ちの中でもそのことを知っている者は限られている。
両肩付近にいる生物は、鎧に魂が宿った精霊のようなもの。 旅の途上手に入れた骨董の鎧を眺めていたとき、突然鎧が輝き始めた。そして、光が消えた時には進化が完了して、見たことのない精霊が現れていた。 最初は警戒したが、敵意や害がないこと、彼の言うことを理解し友好的であることから、彼自身にも仲間にも受け入れられ、可愛がられている。 左肩の精霊がおとなしいシメス、右肩の精霊が活発なアニ。彼らも歴史に興味があるようで、よく歴史書の読み聞かせをしている。
| 一人称:僕 | 二人称:君、~くん、~さんなど |
「この間立ち寄った遺跡にですね、ちょっと気になる物がありまして。アカデミーの図書館で調べごとをしたいのですけど… 近々学校に戻る予定はないですか?なくても是非予定をいれていただきたいですね。いやあ、そこをなんとか。頼みますよ~」
- リクリ/リクリ勉強を教えている。所属のおかげで人間の本が読みやすい環境になってホクホク。
- アギャちか/アギャちかさん存在そのものが興味対象。昔読んだ本に載っていた、翼の王なる存在と姿が似ているのが気になる。
- ナーチェ/ナーチェ最初から自分を不審がらずにいてくれたありがたい存在。最近は歴史の話もできて大変嬉しい。妹のように感じている。
- ソルフェリネ/ソルフェリネさんかつて自分に対して当たりが強かったことを未だに気にしており、大変気を使って接する。目線が高いこともあり、彼女に怯えている節がある。
- イークトル/イーくん後ろをついてくる、デカい弟のような存在。慕って貰えて嬉しいが若干誤解があるようで、いつか本質に気付き幻滅されるのではとヒヤヒヤしている。
- レワンドル/レワくんシメスとアニの良き遊び相手になってくれて助かっている。人間の文字を彼に教えているところ。飲み込みが早く教え甲斐があって楽しい。
- オリヴェリヤ/オリヴェリヤさん年若い手持ちたちを共に見守る大人仲間。長命であることに対して興味が尽きず、いつも話しかけては呆れられている。彼女の生命のサイクルを唯一知っている身内。
- イズモ/イズモさん旅の途上で知り合った、趣味の合う友人。彼のいた時代にも興味があるのだが、話したがらない様子のため触れないようにしている。
- 栂さん宅マンチェゴさん/マンチェゴさん誰よりも優先したい、大切な恋人。勇ましく活躍する姿も、自分の前でしか見せない柔らかい表情も、全てを愛しく感じている。シメス・アニも懐いている。
「一緒にいて、心が温かくなるひとですよ。 何か嫌なことがあっても、彼女に会えばそんな気持ちは全部どこかに吹き飛んでしまうんですよね。 勇気とか、自信とか、たくさんのことを僕に与えてくれる。…とても素敵なひとなんです」
絡み募集
| 友達: ○ | 恋人: ‐ | 血縁: △ | その他: ○ |
中でも衝撃を受けたのは、自分と同じ長命だった同族の伝記だった。 その本の人物は長命個体の平均より短い150年ほどを生き、人間とともにパルデアを旅したという。 彼の活躍を読み進めるたび、もっと彼のことを知りたくなった。 彼を知ることは、自分を知ることに繋がるかもしれないと思った。 だがそれ以上に、他人が歩んだ人生を知ることに楽しみを感じるようになっていた。 さらに、その人物が生きた時代がどのようなものだったのかにも興味を持つようになった。 毎日手に入るだけの本を読み漁り、近くに遺跡があれば調査にでかけるといった生活を送ることに。 こうして彼は、「長命のドラヴァノ」から「歴史好きのドラヴァノ」と周囲から評されることとなった。
歴史の話をする中で、かつて自分がした失敗の話もした。 過去に交際した女性がいたが、いずれも自分が自分の趣味に没頭するあまり大切にすることができず、離れて行ってしまったことを何気なく話したところ、彼女は怒りだしてしまった。 当然悪いことをした自分にと思いきや、彼女の怒りはかつての交際相手たちに向いていた。 ひとの好きなことや大切にしているものを馬鹿にする行為が許せないのだという。 そのような反応をされたのが初めてで驚いたが、アンタは悪くないと自分を擁護してくれる言葉や表情に嬉しさを感じた。 こうして彼女の考え方や優しさに触れ、彼女自身のことをもっと知りたいと思うようになる。 四天王についての特集がある雑誌や本を読み、公開されている映像を見るなどすることで、彼女についての知識を蓄えられることに喜びを感じるようになっていた。 大切な友人のことはきちんと知っておきたいという理由でこのような行動をしているのだと、自分の中で納得していたのだった。 この頃は彼女に対する自分の想いを自覚しておらず、それが特別な感情であるとは微塵も思っていなかった。
こうした交流を続けて暫くした頃、彼女の不調の報道がなされるようになった。 それを知った後、いつものように会った彼女を心配するが、やはり不調なのかはぐらかされてしまう。 それでもしつこく食い下がると、彼女は語気を強めて言った。 「ドラヴァノのことばかり考えてしまう」「ドラヴァノのことを好きになったばかりに」と。 突然のことにあっけにとられていると、彼女は自身が発した言葉が意図しないものだった様子で自分以上に動揺している。 ことばの意味を訊き返すも、彼女はこのできごとを忘れるよう言って立ち去ってしまった。 呆然と遠くなっていく彼女の背中を見つめていたが、シメスとアニに背中を叩かれて我に返った頃には、彼女はもう追いつけないような遠くまで行ってしまっていた。
それからずっと、彼女のことばかり考えるようになっていた。 彼女が忘れろと言った言葉と、去り際の表情から、彼女が自分に向けた想いがどういうものであるのかは理解していた。 では、自分はどうなのか。今までの彼女とのやりとりを思い返してみる。
自分の趣味を貶した昔の恋人に怒る彼女には、「ひとのために怒ることができるあなたは素敵だ」と言った。
彼女に関する知識を調べて話して、不快にさせてしまったかもしれないと思った時は、「あなたのことをもっと知りたくて」と弁解した。
無意識の自分が、彼女に関する自分の想いを全部口にしていた。
それでも今まで何もしなかったのは、今のこの幸せな関係に満足していたからだった。
記憶の中の彼女は、そういう自分の言葉に照れながらも笑顔で返してくれていたはず。
それが、去り際の表情はどうだったか。
今まで見たことのない、泣きそうな顔が思い浮かぶ。苦しそうに絞り出した小さな声が今も耳に残っている。
いつもの笑顔が思い出せなくなるほど、悲痛な表情をしていた。
あのときのことを思い返すと、心が何かに締めつけれられたように痛む。
このままではいけない、あんな表情をさせたままではいられない。そう思い至り、すぐに彼女の公開スケジュールを確認した。
数日後、確実にリーグにいる日がある。この日に彼女に会いに行くことを決め、落ち付かない日々を過ごすことになる。
そしてようやく訪れたその日、彼女に会って自分の想いを伝えた。
「僕も、あなたが好きですよ。あなたが笑顔でいられるよう努力しますから、傍にいさせてはもらえませんか」
こうして正式に交際をすることとなり、現在に至る。 今まで通り歴史の話や彼女の仕事の話などをしながら、楽しく過ごしている。 互いの身内に紹介しあったり、少しずつ恋人らしいことをするようになるなど、ゆっくりと関係を深めている。